診療案内
白内障
白内障とは、年齢とともに水晶体が白く濁って視力が低下する病気です。
水晶体が白く濁ると光がうまく眼底に届かなくなり、視界が全体的にかすんだり光をまぶしく感じたりします。そのほか水晶体の濁り方はひとりひとり違うため、物が二重・三重に見えたり暗いときと明るいときで見え方が違うなど症状はさまざまです。
緑内障
緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経に障害が起こり、見えない場所(暗点)が出現したり、見える範囲(視野)が狭くなる病気のことです。
治療が遅れると失明に至ることもあります。症状は、少しずつ見える範囲が狭くなっていきます。しかし日常生活では両眼で見ている上、病気の進行は非常にゆっくりなので病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。
近年、眼圧は正常ですが、視神経乳頭陥凹がみられる、正常眼圧緑内障が増加しています。
当院では初期の緑内障を検出する為のOCT検査を行えます。
人間ドックで視神経乳頭陥凹と指摘された方には、まず、OCT検査にて視神経と視神経繊維層をOCTにて詳しく検査し、後日視野検査を行います。
緑内障は遺伝も関係しますので、ご両親が緑内障の方などには、検査をお勧めしています。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルギー反応を引き起こす物質が付着して結膜に炎症を起こす病気です。結膜とは、角膜縁より後ろの眼球表面とまぶたの裏面を覆っている粘膜のことです。直接外界と接しているのでいろいろな物質にさらされやすい環境にあります。症状は、かゆみ、目やに、異物感、充血、涙、まぶたの裏にぶつぶつができるなどあります。
ドライアイ
ドライアイとは、目を守るのに欠かせない涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質のバランスが崩れ涙が均等に行きわたらなかったり、眼の表面を潤す力が低下した状態です。
ドライアイの原因には様々なものがありますが、主にパソコン、コンタクトレンズ、エアコンなどを使用することで涙が乾燥しやすく目の表面の細胞を痛めやすい環境によるものです。
症状としては疲れる、ゴロゴロする、充血する、ヒリヒリする、痛いなど、多彩な眼の不快感があります。ドライアイの患者は年々増加傾向にあります。
コンタクトレンズの使用や、パソコン、スマートフォンなどの使用により、眼が乾きドライアイになる方が増えています。
眼科で処方される点眼薬を使うと、眼の調子がよくなる方が多いです。
コンタクトの検診をしばらく受けていないという方や、パソコンをお仕事でよく使う方などは、一度、検診を受ける事をお勧めします。
麦粒腫(ものもらい)
ものもらい(麦粒腫)とは、まぶたにある脂や汗を出すの分泌腺に細菌が感染して起こる急性化膿性炎症のことです。症状としてはまぶたの一部が赤くはれ、痛みが出ます。初期には赤みが目立たない場合もありますが、指で押さえるととくに異和感を認める場所があります。患部が広がるとまぶた全体が腫れ、目やにが出ます。
眼精疲労
眼精疲労とは、寝ても休んでも治らない重い目の疲れや痛み、それによって起こる様々な不調のことです。眼精疲労の主な自覚症状は、目に溜まった疲れやストレスによる充血、かすみや視力の低下などです。また目以外でも、身体の痛み、頭痛や吐き気、胃痛や食欲不振、便秘などが起こることがあります。
さらに進行すると、イライラや不安感、抑うつといった症状へ発展することもあります。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症とは、糖尿病が原因で目の中の網膜が障害を受け視力が低下する病気です。糖尿病網膜症は、糖尿病腎症、糖尿病神経症と並んで、糖尿病の三大合併症といわれていて日本の成人の失明原因の第一位となっています。
血糖が高い状態が長く続くと網膜の細い血管は少しずつ損傷を受け、つまったり変形したりします。血管がつまると網膜の隅々まで酸素が行き渡らなくなり、網膜が酸欠状態に陥り、その結果として新しい血管を生やして酸素不足を補おうとします。新しい血管はもろいために容易に出血を起こします。また、出血すると網膜にかさぶたのような膜(増殖組織)が張ってきて、これが原因で網膜剥離を起こすことがあります。
糖尿病網膜症は、かなり進行するまで自覚症状がない場合もあるので、糖尿病の人は目の症状がなくても定期的な検診が必要です。
子供の近視
近視は都市型の近代国家に多いのが特徴で、毎日の生活が物を近くを見る事が中心になるために近視が増えてると言われています。そして子どもの近視も増加しています。
原因としては勉強、読書、テレビ、コンピューターゲーム、プラモデルなど物を近くで見ながら作業をすることが中心である生活環境にあるのかもしれません。ただ同じ生活環境でも必ずしも近視になるとは限らないので、遺伝的な要素と環境が複雑にからんで近視になると考えられています。
子どもの近視の治療や予防するには、眼科での生活指導と必要に応じて点眼治療や適切な眼鏡を処方してもらうことが大切です。
お子さんは眼の調節能力が強い為、正確な近視、遠視の度数を測定する為に、
眼の調節能力を休めてあげる目薬を使います。
その目薬(ミドリンP)を使用すると、4時間から5時間眼がぼやけます。
木曜日に認定眼鏡士が在籍していますので、その日の検査をお勧めします。
近視抑制効果のあるレンズ(MCレンズ)のご相談も受け付けております。
メガネ処方
眼鏡処方の際の診察は保険適用となります。
眼鏡を処方する際の検査や診察は保険適用となりますので、眼鏡処方を希望される場合もご来院の際は保険証や各種受給者証をお持ちください。
患者さんに合った眼鏡の処方のために、詳しい視力検査を行います。眼鏡をかけることにより今までと見え方が異なるため、眼鏡の度数を決定後、度数を合わせた眼鏡をかけた状態で15分~30分程度かけて頂き、処方致します。
毎週木曜日には認定眼鏡士がメガネ処方を行っております。
子供の場合には一年間レンズ交換無料、大人の方は半年レンズ交換無料です。
コンタクト
コンタクトレンズのご相談を受け付けています。
コンタクトレンズ処方に必要な診療・検査・装用テスト、そして使用開始後の定期検査も行っております。 コンタクトレンズを初めてご使用する方は通常の検査、診察以外に装用 練習・コンタクトレンズの洗浄などの管理の習得など適切な指導を受けることが必要です。
経験豊富なスタッフがご相談にのります。